2015年04月20日(月)

ncRNAによる転写制御

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これから2年間お世話になります大阪大学の河原です。私は疾患病態に関与するRNA代謝異常に興味がありますが、今回は完全に基礎的な内容です。長鎖ncRNAは、これから大いに発展する研究領域だと思いますが、現在その黎明期にあって非常に混乱しています。個々のncRNAの名称にも統一感がなく、HOTAIRやXISTくらいまでは覚えられましたが、最近の論文に出てくるncRNAは、聞いてもどんな機能だったか全く思い出せません。また、PRC2複合体などの論文を読んでいても、何の因子にどうやって結合するのかよく分からないがとりあえずncRNAが結合して、どうやって機能するのかよく分からないが結果的に転写が制御されているという消化不良を起こしそうな内容のものが非常に多い印象を受けます。何とかこのncRNAによる転写制御といった領域を整理して、できればマイクロRNAとRISCの関係のような明快な関係性と作動機序が明らかにできないかなと思ったのが応募のきっかけです。返って混迷を深める危険性もあるのですが、何とかこの領域に貢献したいと思っています。記憶に残る研究をすることがモットーですので、研究室のメンバーのテーマも個々に自由です。もし研究に参画してみたい方がおられましたらいつでもご連絡ください。それでは、よろしくお願いします。

河原 行郎

大阪大学 医学系研究科神経遺伝子学 教授
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