2017年12月21日(木)

ネオタクソノミ ゆく年くる年

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ネオタクソノミ班も4年目、多くのプロジェクトは収穫までは至りませんでしたが、いよいよ熟す手前にまではきたという手ごたえを感じる一年でした。マイクロRNAの研究は関節炎・癌や新しい制御機構を中心に遂行してきましたが、リバイス中のものも含めて、来年度早々から春にかけては大小おりまぜ7本を発表できそうな見込み。マイクロRNAの働きについては、全身を俯瞰しても、今までのイメージ以上に(?)、決してマイクロなレベルにとどまらないことを、ジェネティックスから治療応用まで、確信をもてるところまで追求できたように思います。もう少しひろげたRNA制御のプロジェクトとしても、加えて論文ドラフト3本分ほどの知見が集積しました。これらの中には、班員の皆様の協力なしには困難であったものも複数あり、本研究班のありがたみをひしひしと感じております。リバイスに1年以上かかることすらあるこの頃状況を顧みますと、油断はできませんが、これらの成果を統合することで、最終年度、ネオタクソノミという観点からのクラス分けに貢献できればと思います。振り返れば、この一年は、班会議に始まり、内藤コンファレンス、分子生物学会と最高のRNA三昧の一年を過ごすことができましたこと、班の皆様、班を支援くださる皆様に心より感謝いたします。

浅原 弘嗣

東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 教授
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