2017年04月07日(金)

乳がんが肝臓の時計を乱すというお話

投稿者:

領域前半、公募班としてお世話になりました、河岡です。

厳密には本領域のトピックとはずれるのですが、最近論文を発表したので、宣伝させてください。

筆頭著者は鈴木勉先生のラボ出身の北條くんです。RNA屋さんからの転身(?)!!

"Remote reprogramming of hepatic circadian transcriptome by breast cancer"

この論文では、乳がんが身体にどういう影響を及ぼすのかな?という疑問に答えようとしました。

その過程で、肝臓の概日リズム遺伝子の発現パターンがおかしい、ということに気がつき、さらに、面白い病変 (cellular polyploidyの異常etc)を発見しました。

駆け出しの、「端緒」という感じの仕事ではありますが、僕らの研究のゴール(の一つ)、「がんとの共存」を考える上で重要な基盤となる論文だと自負しています。

もしこういうタイプの研究に興味のある方がいましたら、遠慮なくお声がけください。

領域にサポートされた成果の発表についても早く報告できるよう、鋭意頑張ります。

河岡 慎平

ATR 主任研究員
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