2018年01月14日(日)

ゆく年くる年このコラボ

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ゆく年くる年このコラボ Photo via Picserver.org under the Creative Commons License

 皆様、明けましておめでとうございます。2017 年はネオタクソノミの領域に前期に続いて採択していただいただけでなく、公募班員の足達さんとのコラボにより私たちが研究しているミジンコの長鎖非コードRNA、DAPALR の作動エレメントに結合するタンパク質の候補を見つけることができ、大変良い1 年となりました。

 前期では、DAPALR がオオミジンコの性決定遺伝子Dsx1 の発現を活性化していること、またその作動エレメントを明らかにすることができました。後期の目標として作用メカニズムの解明を掲げましたが、そのためには作動エレメントに結合するタンパク質の同定が不可欠です。その手法について悩んでいたところ5 月の領域班会議、7 月のRNA 学会でRNA 結合タンパク質の同定をご専門にされている足達さんにお会いし、コラボによりDAPALR のRNA 結合タンパク質の同定を行っていただけることになりました。さらに何回かディスカッションしたあと、8 月下旬にミジンコ数千匹とベイトとなるRNA の配列情報、鋳型DNA をお送りしました。

 そして10 月下旬、台風21 号、スーパータイフーン・ランが接近中の雨の日の土曜日、次第に激しくなる天井からの雨漏りの音を聞きながら科研費の申請書を書いていた最中に、一通のメールが。足達さんからの解析終了のご報告でした。そしてその結果を拝見すると、複数のタンパク質が候補として上がってきたことがわかりました。雨漏りのことは忘れ、申請書の作成を放置し、早速他の生物での機能を調べてみるとそれはそれは興味深いタンパク!色々と想像は膨らみ、とてもワクワクして、申請書に全く手がつきませんでした。ありがとうございます!!泊さんがブログに書かれている通り、一人で研究をするだけでなく、コラボは本当に大事であることを身をもって体験しました。

 本年の目標は、これまでの成果の論文発表と、昨年見つけたRNA 結合タンパク質の機能解析を行い、作用メカニズムの解明を目指します。本年も、色々とお世話になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

加藤 泰彦

大阪大学 大学院工学研究科 助教
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