2015年12月28日(月)

いざボストンへ!

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ライトアップされたBoston common公園で ライトアップされたBoston common公園で

 公募班で、東京大学秋山研助教の谷上です。

 若手支援制度を利用して、アメリカはボストンで開かれた、AACR (American Association for Cancer Research) の分科会“Noncoding RNAs and Cancer” に参加し、ポスター発表をしてきました。学会とボストンの様子をレポートします。

 学会は12月4日から7日まで開かれ、自分のポスター発表は6日のお昼に行いました。発表するというよりは、ポスターを眺めていた参加者が思い思いに質問してくる感じで、考えていたフレーズはほとんど使いませんでした。概ね、好評だったような気がしています。
 オーラル発表では、様々なlncRNAやmiRNAが、がんの発生・制御に効いていることがどんどん発表されていました。特に、CircRNAの躍進が目立っていたように思います。Exonやintron 部分が単独で環状化し、CircRNAとして機能する発表などは、良く発見したなと驚きました。今みんなが解析しているmRNA, lncRNAも実は環状化している部分があるのかもしれません。また、CircRNAの発見に付随して、ceRNAの概念について特に良くDiscussion されていました。さらに、2-3年前まではsiRNAだけで機能解析しているのが主流でしたが、プラスしてAntisense Oligo もしくはCRISPR-Cas9を使用して、lncRNAをノックアウトする方法で結果を補強するのが主流となってきたように感じました。
 学会の後半では、RNAを対象にしたtranslational reserchの話やRNA医薬のDeliveryの話などが盛り上がりました。今後は、少しずつmiRNAやlncRNAを標的とした医薬品が増えてくることが期待できました。

 最後に、ボストンの街の様子も少し。ボストンのローガン国際空港から学会会場があるウォーターフロント地区までは、地下鉄に乗って10分程度で着きます。一番賑わっているダウンタウン地区も空港から20分程度で行けます。ボストンは街として大きすぎず、交通の便が良く、大きい美術館等もあり、NBAやMLBなどのアメリカンスポーツも盛んで、個人的には非常に住みやすい街だと感じました。ただ、冬寒いことを除けば。。。
 またボストンには、皆さんご存知のハーバード大学やMITに加え、タフツ大学やBROAD Instituteなどがひしめいて、アカデミックな街並みが見ることが出来ます。各大学は、ある程度自由に見学が出来、MITでは見学ツアーがありました。ハーバード大学内には美術館・博物館があり、研究の歴史を知ることが出来ます。
 さらに、ボストンの魅力の一つは、(アメリカ国内なのに!)食事が非常に美味であることだと思います。オイスターとロブスターを筆頭とする海鮮料理が、ワインと一緒に堪能できます。また、クラムチャウダーという海鮮シチューが非常に美味で、冬が寒いボストンでは最適の料理だと思いました。
 もう一つの魅力は、ボストン市内は比較的安全で、ダウンタウン周辺なら夜出歩いてもそれほど危険ではない、ということでしょうか。たまたまクリスマスシーズンにボストンに行けたので、ダウンタウンにあるBoston common公園内がライトアップされていて、夜は非常に綺麗でした。

 最後になりますが、旅費、参加費をサポートしていただいた本領域に感謝を申し上げます。また、煩雑な事務処理を担当してくださった高橋様にも厚く御礼を申し上げます。

谷上 賢瑞

東京大学 分子細胞生物学研究所 助教
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