2015年11月20日(金)

ミーティングレポート 〜RNA2015に参加して〜

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皆様こんにちは。北海道大学 廣瀬研究室でポスドクをしている川口哲哉と申します。

領域の若手支援制度を利用させていただき、アメリカ合衆国・ウィスコンシン州・マディソンで行われたRNA2015で発表させていただきました。遅まきながら、ご報告させていただきます。

国際RNA学会に参加させていただくのは、2011年に京都で行われた学会以来、2度目の参加でした。札幌から飛行機に乗り、羽田空港とデンバー国際空港を経由して、マディソン空港に降り立ちました。途中、デンバー国際空港では初めて海外での飛行機の乗り換えを経験しました。デンバー国際空港からマディソン空港までは小型飛行機での移動だったので、モノレールに乗って国際線から国内線への移動が必要でした。日本国内での飛行機の乗り換えは比較的簡単に行えますが、デンバー国際空港は非常に広く、自分以外に日本人が見当たらず少し心細く感じていました。そんななか、私は事前に時間変更線の存在を知らずに出発してしまい、旅程表に書いてある次の飛行機出発までの乗り換え時間がないと勘違いし、混乱しながら大慌てで移動しました。結局、慌てただけで無事に目的地まで到着することができました。日本には時間変更ないので、広大な国土がある国ならではのトラブルでした(自分が勝手に慌てただけですが)。

学会が開催されたマディソンはウィスコンシン州の州都でもあり街並みもきれいで、静かで穏やかな街でした。大学キャンパス内では学生が芝生の上でスポーツをしたり、ダンスをしている姿も見られました。口頭発表の会場は湖に面した新しい建物で行われ、湖畔では学生が日光浴やランニングをしたり、食事やお酒を飲んだりと日本の大学のキャンパスとは少し違った、全体的にのどかな印象を受けるキャンパスでした。

今年は国際RNA学会が20周年ということもあり、大変活気のある学会でした。通常の口頭発表だけではなく、Joan SteitzやHarry NollerといったRNA研究を第一線で牽引してきた方々による、この20年を振り返るトークセッションもありました。Joan Steitzはこの学会が始まってからの道のりについて語り、他のスピーカーもこの20年で何が明らかにされて、いかにRNA研究が変化してきたのかを語っていました。特に印象に残ったのはHarry Nollerの発表で、自身の変化についての若干自虐的なユーモア交えて語っていました。この20年で研究環境も変化したり、様々な生命現象が分かったんだなとあらためて思いました。私が学部生だったころから数年たっただけでも、いろいろな発見があったのに、これから何が見つかるのかと考えると少しワクワクしました。

4年前に参加した国際RNA学会では、長鎖ノンコーディングRNAの演題はわずかだったのですが、今回はHoward Changが座長の長鎖ノンコーディングRNAのセッションがあり、ポスター発表でも様々な長鎖ノンコーディングRNAの研究発表があり、活発なディスカッションが繰り広げられていました。私は英語で研究発表を聞くのはまだ不慣れで、口頭発表中は片時も集中を途切れさせられませんでした。またポスター発表では、あまり上手くない英語でしどろもどろになりながらも研究内容を話させてもらいました。自分の興味のある研究発表ではなんとか相手を見つけて聞きたいことを聞くことはできましたが、英語の勉強をもっと一生懸命するべきだと再認識させられました。

幸運にも、この学会期間中にアリゾナ大学で新たにラボを持った若いPIの方々と4人で一緒に食事に行く機会がありました。やはりここでも、しどろもどろになりながら相手に伝えたいことを一生懸命頑張って伝えました。時間はかかってしまいましたが、なんとか相手の方に親身になって聞いていただけました。もっと伝えたいことはあったのですが、なんとか研究内容の説明し、相手の話を聞き、質問することができました。私にとっては非常に良い経験をさせていただきました。

今回は、このような貴重な機会を与えてくださいました新学術領域RNAネオタクソノミの方々に感謝申し上げます。この経験を活かせるよう頑張っていこうと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。 

川口 哲哉

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