ミーティングの日程を確認した当初、予想以上に参加者同士の交流がメインに据えられていたので、小心者の自分は「内輪な雰囲気なのでは・・・」「研究室から一人で参加するのは心細い・・・」などと考えてしまい参加当日まで落ち着かない気持ちで居ました。実際顔合わせをしてみると自分と同様に研究室から単独で参加されていた方もちらほら見受けられましたし、皆様気さくで話しやすい方々ばかりだったので完全に杞憂でした。
学生が宿泊する部屋は基本的に三人一組で、自分の様な単独参加の者でも他者と交流しやすい様に配慮されているのがありがたかったです。
ミーティングの規模についてですが、参加者は49名、演題は合計31題でした。三日間で合計7セッションが行われ、各セッションは3〜7つの演題で構成されていました。加えて特別講演では村上先生、小布施先生のお話を聴く事ができました。
RNAという括りの中とはいえ、各種ncRNAの解析からRNA編集技術、RNAの構造解析まで多岐にわたる分野の方が参加していた様に思います。各セッション共レベルが高く活発に議論が行われており、修士の方も積極的に質問していたのが印象的でした。
自分もlncRNAの解析をテーマに発表させていただいたのですが、質疑応答では普段受けない様な質問・意見を受け自分の勉強不足を実感しました。また同時に研究に対するモチベーションを上げる良い機会になりました。(現在行っている実験が中々進まず意気消沈していたので)
一日目、二日目夜に行われた懇親会においては各先生方や自分と同様にlncRNAの研究院生の方々と一緒に、美味しい日本酒・ワイン等片手に研究雑談問わず楽しくお話できました。自分も懇親会の場で中川先生から直接研究内容についてアドバイスを頂けて感動しておりました。
学会と比較してこのようなラフな交流の機会は貴重なので、もっと積極的に色んな方に話しかけに行けば良かった等後悔は残りますが、この反省は次に生かしていきたいと思います。
二日目の自由交流時間(5時間!)では事前申し込みでのラフティングが企画されていました。私は申し込んでいなかったので、同室のお二人と一緒に宿周辺の森や町を散策し、美味しい空気を堪能しつつ雑談を楽しみました。自分の中でニセコは冬=スキーのイメージが強かったのですが、晩夏のニセコも素敵ですね。帰宅後は筋肉痛に見舞われましたが、普段自宅と研究室の往復のみで過ごすこの体にとっては良い運動になりました。
来年度は比叡山での開催、そして写経体験という魅惑の企画付きです。今回の非常に充実した経験と合わせて自分の研究室や講座できっちり宣伝したいと思います。
今回のミーティングのオーガナイザーである二宮先生、山崎先生に深く感謝申し上げます。また各セッションの座長を務めてくださった皆様、運営の廣瀬研究室の皆様本当にありがとうございました。