面白いことに、この4.5SHはマウスやラットにしかありません。ヒトにはない、というのが原田文夫先生によるこのRNAの発見以来半世紀近く機能解析が行われてこなかった理由かもしれませんが、このncRNAの登場が小型齧歯類の進化につながると考えると夢が膨らみます。
ちなみにこの論文、いろいろありまして、レフリーに指摘された追加実験をしたら論文の後半部分が僕らの勘違いである可能性が高いことが判明して、その部分のストーリーは吹っ飛んでしまいました。超大作が短編小説みたいになってしまいましたが、その辺りの事情をポツリポツリ紹介していこうかなと思っています。。。