2015年04月23日(木)

春うらら

投稿者:

公募班として参加させて頂く岩崎由香です。

本領域では、piRNAと呼ばれる核内で転移因子などを抑制する非コード小分子RNAを対象に、非コードRNAによるエピゲノム制御の作動ダイナミクスを明らかにしたいと考えています。先の河岡さんにならって、研究に関しては別途公募班のスペースにアップさせて頂くということで、がっつり(というほどでもないですが)自己紹介したいと思います。

私は現在、慶應大学医学部で研究しています。うららかな春の時期は、実習と講義の集中授業があったり、研究室配属になった学生と一緒に研究を始めるキックオフがあったりと、学生と接する機会が多い時期です。自然と、自分自身の学生時代を思い出すことも多くなります。

私が研究をスタートしたのは、慶應大学の環境情報学部です。学部名からも察しがつくかもしれませんが、情報学のアプローチを用いた生物研究がはじまりでした。学部1年生から研究室に参加することができ、研究テーマも好きなことを自由にやれば良い、というサークルのような雰囲気の研究室でした。そんななか、ふとした縁からmicroRNAに興味をもったというのが運命的な出会いとなり、現在までずっとRNA研究を続けています。

時は流れて修士1年の時、Genome Informatics Workshopというバイオインフォマティクス分野の学会でポスター発表をした際に、Oxford Journal - JSBi Prizeという賞を頂いたことがあります。その際に日本バイオインフォマティクス学会の会報に寄せた「喜びの声」をグーグル検索してみたところ、次のような一文を書いていました。

「これから勉強や経験を通じて、生命現象を切り出していくスキルを磨いて行けば、いつか自分にしかみえなかった現象を、世界中にみせることができるようになるのではないかという理想を抱いて日々の研究に取り組んでいます。」

見返すとかなり恥ずかしい文章ですが、基本的な考え方は今も変わっていないと思っています。実際にこの後、博士課程では新しい環境で実験のスキルを伸ばすべく、ドイツのMax Planck Institute of Immunobiology and Epigeneticsに約2年間留学し、マウスや培養細胞を用いてmicroRNAを対象とした研究を行いました。これらの情報解析と実験のスキルをもとに、学位取得後は一貫して現所属でpiRNAを対象とした研究を行っています。

こうして思い返してみると、研究をすすめる過程で学んだスキルや経験、そして出会った方々からの影響が積み重なって、現在の研究活動の原動力となっています。この領域の一員として領域メンバーの皆様と一緒に活動することもまた、私にとって大きな財産となることと思います。

どうぞよろしくおねがいします!

岩崎 由香

慶應義塾大学 医学部分子生物学教室 専任講師
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