多田隈 尚史

多田隈 尚史

大阪大学 蛋白質研究所 助教
▶ プロフィールはこちら

2019年01月29日(火)

多謝

1月も終わりとなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

5年前という事で、2014年のメールを読み返してみました。すると、驚くほど、現在(2019年)と同じような内容のメールを送っており、問題意識が、どうも5年間であまり変わっていないようである。 矢野真人さんのいう所の臨界期をとうに超えてしまっているのかもしれません。

そんな中、長年かけた仕事がまとまったのは、筆頭著者の増渕岳也さんの頑張りもさる事ながら、所属研究室の上田卓也先生、原田慶恵先生の寛大な御指導、指導教官の船津高志先生の御協力、そして、泊さん、廣瀬さん、中川さんを初めとし た、本領域の多大な御支援の賜物であります。関係者の皆様の、5年間の変わらぬ御支援に感謝致します。

2018年01月13日(土)

京を去り、阪に入る

12月31日、22時22分
ようやく、reviseを投稿し、1年の仕事納めとなりました。
2017年も、バタバタと過ぎていきました。人生における1年の重みは、年齢の逆数ですので、年を重ねると、1年がだんだんと短く感じるようになる、と伺った事がありますが、まさに実感をしております。

2017年07月21日(金)

三十而立?

10年前の2007年は、泊さんとの共同研究の傍らに行っている"DNAナノ構造を用いた研究"の源流となる実験を始めた年である(泊さんとの共同研究についてはこちら)。

当時、キネシンモーター蛋白質(細胞内で核から周縁部方向の小胞輸送等をになっている)を研究していた私は、修士1年生だった宮薗さんが、正月に雑談している時に何気なく言った一言から、DNAを用いた研究を思い立ち、宮薗さんの修士のテーマを少し変更して、修士2年の4月頃から実験を始めていただいた。

2017年03月27日(月)

あたらしきもの

本領域も折り返しですが、前の領域に引き続き、関係をさせていただいておりま す。領域代表の廣瀬先生、何かとお世話になっております中川さん、共同研究をさせていただいている泊さんを初め、様々な方にお世話になっており、大変感謝しております。本領域の印象は、レベルの高さでしょうか。班会議で毎回刺激的な発表を拝聴し、刺激を受けております。(泊さんとの共同研究についてはこちら: https://ncrna.jp/blog/item/256-tadakuma-san)

2016年08月10日(水)

散歩

第一回の、ヒッチコックから、(個人的に)懐かしのRNA ligationへと繋がる気合の入った文章に始まり、研究室をハックしてしまう先生、1人3交代制や朝5時起床のスーパーマン・スーパーウーマンの文章を読みつつ、ハタと考えました。

特にこれといった技・カイゼン術がない私、今回はまったりな話題として、大学の裏山?の散歩を取り上げます。

2015年10月08日(木)

「カタカタ、チーン」

私の"お気に入り"は、この文章を書いているノートパソコンである。
733g.
最新のタブレット本体にはかなわないものの、キーボード込みでは、匹敵する軽さである*
スマホやタブレットをもたず、もっぱらパソコンで作業している者としては、この軽さは魅力であり、片手で持ちながら、キーを入力しながら、という作業が意外に多い身としては、重宝している。

2014年10月18日(土)

蛍光1分子観察

紆余曲折な研究人生を歩んできたのですが、初めてRNAに関わった仕事を紹介したいと思います。

博士課程のテーマの一環として取組んだのが、細胞内におけるmRNAの蛍光1分子観察でした。当時は、阪大の柳田敏雄研で師匠の船津隆先生を中心として、水溶液中の蛍光1分子観察が試験管内(顕微鏡下の観察チャンバー内)で、世界で初めて成功し、1分子生理学の黎明期でした。次は、細胞内、という事で、新設の船津研では、試験管内におけるシャペロニンGroELの蛍光1分子観察(当時:東工大の吉田賢右先生、田口英樹先生との共同研究)と平行して取組んでいました。研究室の立上をしつつ、新規テーマ2つの立上という事で(シャペロニンの方は当時4年生だった上野太郎さんと一緒に立上)、てんやわんやしていた記憶があります。

ブログアーカイブ

ログイン

サイト内検索