東邦大学 理学部生物学科 教授
▶ プロフィールはこちら
私立大学の入試が立て込んでいるクソ忙しい時期に素敵なお題「領域前半を振り返って」というプレゼントをいただきました。でも、前半の総括というのであればこの時期しかないですね。
2年間を振り返ってみると予期しないことの連続でした。
また、この季節が。何々、今度のお題は「私の技・カイゼン術」?
これまた、中川さんらしい無理難題なとても面白いお題を頂きました。
私如きに他人様に自慢できるような技やカイゼン術など思い浮かばないというより、困ったことに唯一とも言える技を前回書いてしまいました。できればそちらをご参照に。前回の続きとして実際の操作を詳しく書こうとも思ったのですが、次回以降にとっておいた方が良いような予感が。。。
まずは、先日のin situの講習会の開催に関して、中川さんをはじめ関係者の方々にはお礼申し上げます。貴重な経験を有難うございました。
「粘菌の生の切片を切ろう!」と言う中川さんの熱いご要望に応え、講習会前々日から丁度良い形態になるように粘菌の発生をはじめ、前日の13時30分に新木場駅で中川さんと待ち合わせと言う事にしました。結構苦労してほぼ予定時間の少し前に到着して改札を出ましたが、それらしき人がいない!待てども来ない。
時間間違ったかな?と思っていたら、近くのカレー屋さんから写真に載っていた人が。
「初めまして中川です。」
何とフリーダムな人だ。明日から楽しみだ。
早速、粘菌を見せて様子を説明したら、とても興味深そうにシャーレを眺めていろいろ聞いてくるので、こちらもついつい説明してしまう。気がつけばオッさん二人が地下鉄とJRの改札を出たコンコースに座り込んで粘菌のシャーレを眺めて何やらディスカッションしているという非常にシュールな光景。行き交う人々はどう思っていたのでしょうか?
そして、翌日からの講習会、豪雨に見舞われた記憶が強いですが、中川さんのラボはほぼ想像通りの光景。とても親近感が湧きました。お目当てのdutA RNAも期待以上に綺麗に観察できましたし。
そんな中川さんから「私のお気に入り」という内容のエッセーを書けと言うお達しが。困った。趣味が雑然と多すぎる。真面目に仕事の事でも?いや〜、そんなに真面目でない。
困っていたら、先日の講習会に沖縄から参加された小宮さんのブログ記事が載っていて、その中に粘菌のslug cutについて記したところがあったので、そうだこれを紹介しよう!と思いました。
皆様はじめまして、公募班で参加させていただくことになった東邦大学の川田です。生まれも育ちも北海道の生粋の道産子のため、これからの季節が苦手です。
私はRNAの専門家ではありませんので、この公募に採用されて良かったのかどうか未だに自分でも分かりませんが、そこは専門家勢揃いの皆様のご助言を仰ぎながら進めていきたいと思います。微力ですがこれから2年間どうぞ宜しくお願い致します。
東邦大学の本部は東京都大田区大森の地にありますが、我々がいる習志野キャンパスは千葉県船橋市にあります。船橋市にあるのに何故か習志野キャンパスです。ここにポストを得たのは15年くらい前で、その前は6年半ほどイギリスにいました。イギリスにいる時から細胞性粘菌という微生物を材料に扱っていますが、この生き物との関わりはもっと前からになります。