- 東邦大学
- 理学部生物学科
- 教授
研究概要
我々が研究材料として用いている細胞性粘菌は、単に進化的に特異な生き物というだけではなく高等動物に見られる多くの生命現象を有しています。なかでも、発生を司るオーガナイザーとその機能に転写因子STATaが関わることから、STATaをリン酸化するキナーゼなど活性を制御するものは何かを探しています。その一つがdutA RNAであることがわかってきています。dutAの活性は発生においての最終分化のステップを抑えて未分化状態を維持するところに深く関わると考え、未分化状態維持のメカニズムを明らかにしようとしています。。
ひと言
是非、non-coding RNAの研究を一緒にやってみたいという大学院生を募集します。ポスドクも大歓迎です。
略歴
1989年9月 北海道大学大学院理学研究科植物学専攻修了、理学博士。1990年1月 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所、非常勤講師。1991年4月 同助手 。1994年10月よりロンドン大学MRC Laboratory for Molecular Cell BiologyにてResearch Fellow及びSenior Research Fellowを経て、2001年4月 東邦大学理学部生物学科助教授。2007年4月に同准教授。2011年4月より同教授。また、1992年4月から1994年9月まで英国Imperial Cancer Research Fund, Clare Hall Laboratoriesにて客員研究員。