ncRNA+Blog NEO

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新学術領域研究「ノンコーディング RNA ネオタクソノミ」の公式ブログです。コメントはどなたでも歓迎します。

2015年08月28日(金)

スティングなRNA

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 若い頃、毎日のように映画館に通っていた時期がありました。そこで出会ったとりわけお気に入りの一本に「スティング」があります。かつて隆盛をきわめたアメリカンニューシネマの名作で、ジョージ・ロイ・ヒル(監督)、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードとくれば、心が躍る方もいらっしゃるのではないでしょうか。スティングは、「詐欺」をしかける映画、それも大仕掛けの…。1930年代のシカゴ、ギャングのボスに仲間を殺された駆け出しの詐欺師フッカー(=レッドフォード)が、仲間の敵をうつために、すでに引退した伝説の詐欺師ゴンドーフ(=ニューマン)と組んで世紀の大勝負を仕掛けます。映画は、クライマックスに向けて着々と進行します。なんともファッショナブルな古き良き時代のフレーバーの中をストーリーが流れていきます。複雑な伏線、場面設定、人物配置が実に巧妙で、観ている側はいつしか映画の中で進行する大仕掛けの中に引き込まれていきます。そして最後のクライマックスを迎えるのです。その、見終わったときの「やられた!」という爽快感が何とも言えません。この見事な「裏切られ感」はクセになります。

2015年08月26日(水)

街歩き ・ と ・ らぼ歩き

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kuroyanagi in front of UNノンコーディングRNA、正直まだピンとこないのですが、ここではこれまでの経歴を簡単に紹介をさせていただきます。中川さんの勢いに着いて行けるように!(写真は近影、NYにて)

10年とちょっと前から今のポジションで、本領域の研究課題に直接つながる線虫を用いた転写後プロセシング制御機構解析のしごとを始めました。改組があったり、ボスだった萩原正敏さんが京大に転出したりで所属は何度も変わり、引越も2度しましたが、実質的には、まぁ変わらない・・・というところでしょうか。ラボのやっていたことと自分のやりたいこと、自分のそれまでの経験がうまくマッチして、アイデアを自由に実行できているのは、ホントによかったと思います。

2015年06月26日(金)

第二回領域会議レポート(2)

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東京大学 濡木研究室D3の松本直樹と申します。結晶構造解析を通してRNAサイレンシングの分子基盤を明らかにしたいと研究に励んでいます。少し時間が空いてしまいましたが6/10-11に公募班の同伴者という形で参加した第二回領域会議のレポートを簡単ではありますがさせていただきます。

超解像であろうと通常のコンフォーカルであろうと、はたまた普通の蛍光顕微鏡であろうと、二重染色の解釈には定量解析がしばしば要求されます。共局在の定量解析の定番といえば、やはりフリーソフトImageJ。ポケモンではないですが、ImageJには進化型があるらしく、その名もFiji(Fiji Is Just ImageJ)。早速こちらのページからインストールすると、PluginやAnalyzeプルダウンメニューにわんさかアイテムが入っていて、お得感満載。共局在の定量化はAnalyze>Colocalization>Coloc 2を使うようです。

最終修正日 2015年06月25日(木)

インストールが済んだところで、いよいよwndchrmを使ってみます。手始めにこの細胞

たちを分類出来るか見てみましょう。まずはこの記事の下のほうにある「添付ファイル」のところにあるwndchrm_demo/zipをダウンロードして解凍してみてください(こちらからでもダウンロードできます)。wndchrm_demoというフォルダの中に、細胞4種類A, B, C, Dそれぞれについて20枚の画像が別々のフォルダに入っています。ここではDocumentフォルダ(「書類」フォルダ)直下にwndchrmというフォルダを作って、解凍した親フォルダのwndchrm_demoをその中に入れた時の操作例を示します。ちなみに画像は基本的にTIFF形式。白黒でもカラーでも使えます。今回は白黒です。

初めまして。東京医科歯科大学 システム発生・再生医学分野の津根と申します。

昨年12月23・24日に行われた第1回班会議に続き、第2回班会議が6月10・11日の2日間、箱根で開催されました。前回の事務局である北海道大学遺伝子病制御研究所廣瀬研究室からのバトンを受け、今回の班会議では事務局を務めさせていただきました。簡単にではありますが、会の報告をさせていただきます。

タイトル通り、現在僕のラボで使っているin situ関連試薬のカタログ番号のまとめです。随時更新、追加していきますが、こっちのほうが良いとか、これはアカンとかありましたら、コメントいただけると助かります。

最終修正日 2017年02月08日(水)

ミニプレップばりに基本中の基本で、経験ある人にとっては常識すぎて今更感漂う手順ですが、初めての人にはそれなりに緊張感漂うRNAプローブの作り方をまとめておきます。

最終修正日 2015年06月17日(水)

今回wndchrmをインストールしたMacのOSXはYosemiteですが、大概のOSXで動くと思います。まずはツールをインストールするための準備。以前の記事の「NGSデータをIGVブラウザで見るまで」の「Section III NGS解析環境づくり-基本Mac OSXの場合」のところにありますが、Xcode、Command Line Tools、homebrewがインストールしてあることが前提です。

んー、これなんか見た目違うなあ、でもどう違うか説明しろと言われても、、、

顕微鏡観察をしていると、こういう状況に良く遭遇します。ものすごくはっきりとした違いであればコントロール、実験区、それぞれ写真をバーンと出してどんなもんだいと胸を張っていれば良いのでしょうが、微妙な差である場合はrepresentative imagesですよ、っといって出したとしても、レフリーを納得させることは至難の技です。そういう時にもしかすると切り札となるかもしれないツール、wndchrmを紹介します。

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