新学術領域研究「ノンコーディング RNA ネオタクソノミ」の公式ブログです。コメントはどなたでも歓迎します。
イネの生殖機構, 減数分裂前の生殖ステージに興味を持ち、研究を進めています。初期の生殖組織は非常に小さく、葯(雄しべ)は、0.3mm~0.6mmの長さになります。実体顕微鏡下で1~2mmほどの花(頴花)から、0.4mmの長さの葯を取り出します。このサンプリングの際に、必需品となっているのが、超極細針です(写真: 1代目針(左)と出番待ちの2代目予定の新品針達(右)。右手に針、左手にピンセットを持ち、顕微鏡下で、頴花をむきながら、頴花内の葯を取り出します。
はじめまして。
東邦大学 分子発生生物学研究室(川田研)所属、M1の嵯峨幸夏と申します。
私は細胞性粘菌(Dictyostelium discoideum)という、小さくて可愛い真核多細胞微生物の未分化維持に関わるlncRNAについて研究しております。RNA研究の分野では新参者です。よろしくお願いします。今回は遅ればせながら、先月本領域の短期フェローシップ制度により参加させていただいた、国際粘菌学会 @ London 大学 での様子についてご報告させていただきます。
遅ればせながら,9月9日〜11日,理研/東大分生研で行われたin situ/超解像度顕微鏡講習会の参加報告をさせて頂きます。
日本RNA学会のウェブサイト、このブログをみている皆様にはみたことがある方も多いかと思います。この領域でも活躍されている、泊さんや黒柳さんをはじめとした様々な方々のご尽力により、デザイン、機能、内容など、最近、全面的にリニューアルがなされました。実は私も、日本RNA学会の国際化担当という役職ですこしお手伝いさせて頂きましたので、手前味噌ですがここでぜひ紹介したいと思います。
東京大学 木立研究室博士二年の河口と申します、普段はゲノムワイドRNA二次構造予測の研究に日夜励んでおります。この度本領域の支援を頂いて国際学会に参加させていただきましたので、ご報告させていただきたいと思います。
私が参加させていただいた学会は、スペインはベナスケで行われた”Computational Analysis of RNA Structure and Function“という会議です。この会議は知る人ぞ知る、3年ごとに行われる世界のRNA構造研究者が集まる夢の会議で、バルセロナからベナスケへ向かうために急峻な山道をバスで6時間進んでいくのですが、このバスが沈めばRNA構造研究が20年遅れるのではないかとまで言われています。そのため先輩が日本のRNA構造研究のリスクヘッジとして東京に残りました(笑)
しかもこの会議、絞られた60人程度の参加者(ほとんどが欧米からの参加です)に対して「会期が二週間という異例の長さ」かつ「事前にプログラムが決まっていない」会議なのです。
シークエンス反応に使うBigDyeとか高価な試薬を使って実験をする時,ケチって使うことってありますよね。BigDyeの場合,皆さんもプレミックスを10〜20倍くらいに希釈して使っているのではないでしょうか。こんな感じで,酵素反応系の実験はその量を減らしてもだいたいワークするので問題無いですが,ハイブリ関係の実験は,プローブ量を減らすと途端にうまくいかないことが多々あります。最近,私たちはDNA-FISHで高価な染色体ペインティングプローブを使うことが多いので,如何に少ないプローブ量で実験を行うかに苦心します。(今使っているペインティングプローブは,5スライド分(50μl)で6万円とめちゃめちゃ高い)そんな時に,役立つのがこの「ラバーセメント」!私のお気に入りです。