• 大阪大学
  • 大学院生命機能研究科
  • 准教授

研究概要

染色体の分配過程において重要な役割を担う動原体構造は、染色体上のセントロメアと呼ばれる領域に形成されます。セントロメア領域は、DNA 配列によって規定されず、その領域に特異的なヒストンやその修飾等によって規定される特有なクロマチン構造が存在すると考えられています。この特有なクロマチン構造が、どのように形成・維持されるのかについて興味を持ち、遺伝学、染色体工学、細胞生物学、生化学を組み合わせたアプローチによって明らかにしようとしています。

略歴

2000年3月 東北大学大学院農学研究科農芸化学専攻修了。博士(農学)。2000年4月より日本学術振興会博士研究員(近畿大学にて)、国立遺伝学研究所特任研究員等を経て、2009年8月より国立遺伝学研究所助教。2015年4月より現職。また、2010年10月から2014年3月までJSTさきがけ研究者を兼任、2013年8月から2015年7月まで文部科学省研究振興局学術調査官を兼任。