- 国立遺伝学研究所 教授
研究概要
細胞分裂装置である紡錘体、中心体、動原体の構築に必要なコンポーネントとしてこれまで同定されているのは大半がタンパク質です。一方、これら細胞内構造体のin vitro再構成系などを利用した古典的な研究では、構造構築機能を持つRNAの存在が示唆されています。生化学、次世代シークエンス、機能ゲノミクスやCRISPR-Cas9システムを用いたヒト細胞の遺伝的スクリーニングを融合して、細胞分裂における新たな役者(lncRNA)の同定とその作動原理の解明を目指します。
ひと言
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略歴
2005年 東京大学大学院薬学系研究科修了。博士(薬学)。2006年-2011年 スイス連邦工科大学 スイス実験癌研究所(EPFL-ISREC)博士研究員、その間日本学術振興会海外特別研究員、EMBOフェロー。2011年より国立遺伝学研究所 新分野創造センターにて独立、特任准教授。2015年より国立遺伝学研究所 分子遺伝研究系・教授、総合研究大学院大学生命科学科遺伝学専攻・教授(兼任)
研究室ホームページ
https://www.nig.ac.jp/labs/CentrBio/Centrosome_Laboratory_web_Site/Welcome.html