【公募研究16】質量分析を用いたncRNA結合タンパク質同定技術の高度化とその利用

多くのRNAは、タンパク質と複合体を形成して機能を果たすと考えられていることから、RNAの成熟、機能、運命決定の機構知るためには特定のRNAに結合するタンパク質を知ることがとても重要です。我々は特定のRNA/タンパク質複合体を精製、質量分析を用いRNAに結合するタンパク質を同定する手法の開発を行っており、本研究計画では、iSRIM法(in vitroにおいて特定のRNAに結合するタンパク質を同定する手法)及びCHIRP法(in vivoにおいて特定のRNAに結合するタンパク質を同定する手法)の両手法を比較しながら用い、特定のRNAに結合するタンパク質同定基盤技術の確立を目指すとともに、確立した技術を用い、RNAの成熟過程、機能、制御機構の解明を目指します。

足達 俊吾 (ADACHI, Shungo)
  • 産業技術総合研究所
  • 研究員
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